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Google、HTTPSページのインデックスを優先に
Googleが、HTTPS接続推進の一環として、検索結果のWebサイトがHTTP接続の場合、同等の内容のHTTPS接続サイトがある場合は後者をインデクスするようシステムを変更した。
米Googleは12月17日(現地時間)、デフォルトでのHTTPS接続を推進する一環として、検索結果のWebサイトがHTTPであっても、同等の内容のHTTPS接続サイトがある場合は後者を優先的にインデックスするようにシステムを変更したと発表した。
同社は昨年8月から、WebサイトがHTTPSを使っているかどうかを検索ランキングに反映させてきた。
今回のシステム変更では、HTTPサイトを検出した場合、同等のHTTPS接続サイトがあるかどうかを確認し、ある場合は例えそのHTTPS接続サイトに他からのリンクがないとしても、HTTPではなくHTTPS接続サイトをインデックスする。2つのURLの内容が同じでも異なるプロトコルで提供されている場合は、セキュアではない内容を含んでいないか、クローリングをブロックしていないかなどの幾つかの条件をクリアしている場合のみHTTPSサイトを優先する。
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