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「League of Legends」のRiot、中国Tencentの完全子会社に
人気PC向けMOBAの「League of Legends」の米ゲームメーカーRiot Gamesが、中国Tencentの完全子会社になった。
無料オンラインゲーム「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」が人気の米ゲーム企業Riot Gamesは12月15日(現地時間)、中国ネット企業大手のTencent(騰訊控股)の完全子会社になったと発表した。
TencentはこれまでにRiot Gamesの株式の93%を保有しており、未保有株をすべて取得したという。
League of Legendsは、PC向けのMOBA系無料ゲームで、月間アクティブプレイヤーは6700万人。現在日本語版は公開されていないが日本語の公式Facebookページがあり、同ページによると日本へのローカライズが進んでいるようだ。
Tencentは、中国で人気のモバイルチャットサービス「QQ」や「WeChat」を提供する他、PCおよびモバイル向けゲーム「QQ Game」を運営している。第3四半期(7〜9月期)の売上高は前年同期比34%増の約42億ドルで、その54%はオンラインゲームによるものだった。
Riot Gamesは、Tencentの完全子会社になることで従業員の給与体系が改善されるとしている。同社の日本オフィスは現在、多様な人材を募集している。
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