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Debian創設者のイアン・マードック氏が死去
LinuxディストリビューションのDebianの立ち上げで知られるイアン・マードック氏が12月28日、42歳の若さで亡くなった。11月にDockerに参加したばかりだった。
Debian Linuxの創設者であり、11月に米Dockerに参加したばかりのイアン・マードック氏(42)が12月28日(現地時間)に亡くなった。DockerとDebian Projectが30日にそれぞれの公式ブログで発表した。
マードック氏はパデュー大学在学中の1993年にLinuxディストリビューションのDebianプロジェクトを立ち上げたことで知られる。その後2005年〜2007年にLinux FoundationのCTO(最高技術責任者)を務め、米Sun Microsystemsや米Salesforceの幹部を歴任した後、11月にDockerに入社していた。
同氏の死因については公表されていないが、同氏のTwitterアカウントは28日、警察への怒りのツイートを連続投稿し、自殺をほのめかすツイートもしている。このアカウントには既にアクセスできなくなっている。
DockerもDebian Projectも、同氏の家族のプライバシーを尊重するよう求めている。
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