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どこか夫婦ゲンカのようなやりとり、独り者のディルバートには対応が難しいようで……。
アリスの文句には、何を話しても上の空の夫に対する妻の文句でよく使われる表現がちりばめられています。例えば、4コマ目の“you don't take me seriously”とは「真面目に受け止めてくれない」と、自分の話に耳を傾けてくれない、適当にあしらわれていると感じる相手に使います。
またfull attentionは「細心の注意」とか「十分に注目/配慮する」という意味で、パーティの主賓を紹介するときに“Please give him/her your full attention”というと「彼/彼女に注目してください」などと言います。心ここにあらずの夫に対して奥さんが“You never give me your full attention(あなた、私のことちっとも配慮してくれない)”と攻めるわけです。
Play it rightとは、もともとplay your cards rightという表現で、「うまく立ち回ること」を指します。“If you play it right, you may get a promotion(うまく立ち回れば昇進するかもしれないよ)”と使います。よって、その逆「まずい対応をした」は、8コマ目にある“play it wrong”となります。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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