米Googleは3月24日、Webブラウザ安定版「Chrome 49」のセキュリティアップデートをWindows、Mac、Linux向けに公開し、複数の深刻な脆弱性を修正した。
Googleによると、最新版となる「Chrome 49.0.2623.108」では5件のセキュリティ問題が修正された。このうち「V8における境界外読み込み」「Navigationにおける解放後使用」「Extensionsにおける解放後使用」などの脆弱性は、Googleの段階評価で危険度「高」に分類され、発見者には5000〜7500ドルの賞金が贈呈された。
また、ハッキングコンペ「Pwn2Own」を通じて韓国の研究者が報告した「libANGLEにおけるバッファオーバーフロー」の脆弱性も修正された。この脆弱性も危険度「高」に指定している。
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