米Googleは5月11日、Webブラウザ安定版「Chrome 50」の脆弱性を修正するセキュリティアップデートをWindows、Mac、Linux向けに公開した。
Googleのブログによると、最新版となる「Chrome 50.0.2661.102」では5件の脆弱性を修正した。危険度は同社の4段階評価で上から2番目に高い「高」が3件、「中」が2件。DOMやBlink V8バインディングにおける同一生成元バイパス問題や、V8におけるバッファオーバーフロー問題などが修正されている。
脆弱性を発見した研究者にはそれぞれ500ドル〜8000ドルの賞金が贈呈された。
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