iOS版「Googleアプリ」アップデートで高速化やAMP対応など新機能追加
iPhone/iPad版「Googleアプリ」がバージョン15.1にアップデートされ、起動や検索結果の表示が速くなった他、AMP対応、「Google Now」のスポートハイライト動画などの新機能が追加された。
米Googleは5月27日(現地時間)、iOS版「Googleアプリ」をバージョン15.1にアップデートした。起動や検索結果の表示が高速になった他、以下の新機能が追加された。なお、新機能は数日かけて全ユーザーに“ローリングアウト”していく。
AMP対応記事の高速読み込み
検索結果の「トップニュース」カードにカルーセル状に表示される記事カードにAMP対応のものがあると、記事の横に稲妻のマークと[AMP]という文字が表示されるようになった。こうした記事は、高速に表示される。
Accelerated Mobile Pages(AMP)は、Googleが2015年10月に発表したモバイルWeb高速化のためのプロジェクトおよびイニシアチブ名。パブリッシャーがオープンソースで公開されている「AMP HTML」というフレームワークを使ってモバイル向けWebページを構築すると、そのページはGoogleやTwitterなどのサーバにキャッシュされ、高速に表示される。
日本では朝日新聞、産経デジタルなどが参加している。
「Google Now」のスポーツカードにハイライト動画
Google Nowの設定で特定のスポーツチームの情報カードを有効にしている場合、直近のゲームのハイライト動画を1タップで再生できるようになった(本稿執筆現在、筆者のGoogle Nowではまだ表示されない)。
Google Nowにお気に入りのチームの情報を追加するには、Googleアプリの[設定]→[Google Now]→[スポーツ]の「動画ハイライト」を有効にし、「チーム」にお気に入りのチームを追加する。
お店の混雑時間の表示
ショップやレストラン名を検索した結果の情報カードに、そのお店の曜日別混雑時間(過去の履歴から算出したもの)がグラフで表示されるようになった(Android版では2015年7月から利用できた機能)。
iPad+外付けキーボードでのショートカットキー
iPadに外付けキーボードを接続している場合、Google検索のショートカットキーを利用できる。利用可能なショートカット一覧は[Command]キーの長押しで表示できる。
関連記事
- Google、iOS向け検索ボタン付きキーボード「GBoard」(まずは英語版)
Googleが、iPhoneおよびiPad向けのキーボードアプリ「GBoard」を米国のApp Storeで公開した。キーボードから1タップでGoogle検索し、カード状で表示される検索結果をアプリ内にペーストできるのが特徴。レストラン情報カードや絵文字、GIF、動画などをペーストできる。また、Swypeのようなスライド式入力をサポートする。 - モバイル版Googleカレンダーに目標達成サポート機能「Goal」
Android/iOS版Googleカレンダーに、目標達成のための新機能「Goal」が追加された(ローリングアウト中)。「週に3回ジムに通う」といった目標を設定しておくと、さぼれないようにプッシュ通知したり、延期するとリスケジュールしてくれたりする。 - iOS版「Googleフォト」が「Live Photos」に対応
Googleの写真編集・共有サービス「Googleフォト」のiOSアプリがバージョン1.8になり、iPhone 6s/6s Plusの動く写真「Live Photos」の保存と表示に対応した。 - Google、モバイル高速化「AMP」採用ページをGoogle検索で表示へ LINEもパートナーに
GoogleがTwitterらと協力して立ち上げたモバイルWeb高速化プロジェクト/イニシアチブ「Accelerated Mobile Pages(AMP)」で、Googleは2016年2月からGoogle検索でAMP採用ページへのトラフィック送信を開始する。TwitterもAMPコンテンツへのリンク実験を来年早々に開始する。 - モバイルGoogle検索でお店の曜日別混雑時間帯を表示
Google Nowで例えば「ブルックリンのブルーボトルコーヒー」と音声入力すると、ショップカードに曜日別の混雑時間帯がグラフで表示されるようになった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.