オフィスの騒音、まるで拷問?:ディルバート(457)
集中したいのに、周りがガヤガヤうるさい――オフィスの騒音って困りますよね。特にパーティションなどで仕切られた席では音の出どころが分かりにくく、不快指数が上がりそう。アリスにとっては苦痛で仕方がなかったようで……。
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アリスの驚き具合を見ると、悪夢の犯人がウォーリーだと知らなかった? いやぁ、アリス、ちょっと考えれば非常識の源が誰だかすぐ分かるでしょうに。
ところで、“take off one's shoes”と“the shoes come off”は両方とも「靴を脱ぐ」ことですが、“take off”は意識的に脱ぐのに対して“come off”は自然に起こるという違いがあります。よって、ウォーリーが靴を脱いでいるのを分かっていれば、アリスは“I heard him take off his shoes.”と言えますが、誰がやっているのか分からずに音だけ聞こえたので、“I heard the shoes come off.”と言っていると思われます。
“Okay, whatever.”というスラングは、相手の発言を間に受けていない、無関心であるときに使う表現で、“I don't care”とか“who cares?”など、「どうでもいいよ」という表現に似た意味です。“Did you know he won the contest three times?” “Whatever. I don't give a damn.”(あいつコンテスト三回も優勝したって知っているかい? 知るかよ。そんなことどうでもいいよ)のように使います。かなり失礼な表現なので、使うときはご注意を。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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