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GEのIoTプラットフォーム、Microsoft Azureと連携
MicrosoftとGEは、GEのインダストリアルインターネット向けプラットフォーム「Predix」をAzure上で利用できるようにする。
米MicrosoftとGEは、GEのインダストリアルインターネット向けプラットフォーム「Predix」をMicrosoft Azure上で提供すると発表した。
今後両社は、産業分野のユーザー企業が各種機械から得られるデータをビジネスプロセスやアナリティクスなどと結び付けやすくするために、PredixをAzure IoT SuiteやCortana Intelligence Suite、Office 365、Dynamics 365、Power BIなどのMicrosoftのビジネスアプリケーションと統合していく。
Azure版Predixの開発者向けプレビューは2016年末にリリースされる予定。商用版は、2017年の第2四半期までに提供される予定だ。
工場など生産現場でのIoTは、多くの企業で導入検討が進んでおり、クラウドによるIoT関連プラットフォームが求められる。提供事業者の競争も激化しており、当面はグローバルに生産拠点を持つ大規模企業の獲得が焦点になるもよう。Microsoftのビジネスアプリケーションと統合することで、2社では柔軟かつ使いやすいIoTプラットフォームを企業に訴求する。
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