「“スマホ入力”の方がラク」がビジネスを変える!?:デジタルセラー中山の視点(2/2 ページ)
たとえ長文でも意外と速くスマホで入力できる――。そう実感している筆者が、サービスの“スマホ対応”について考察。“スマホ入力”に慣れた人が増える中、スマホ対応か否かがビジネスの明暗を分けるカギになりそうです。
スマホ対応がビジネスの明暗を分ける時代
いま、さまざまなシステムやアプリがモバイル対応になっています。
IBMの社内システムもスマホ対応が進んでいます。便利なのですが、周囲ではあまり使っている人を見掛けません。私たちの部門がデジタルセールスという内勤部門ということもあり、「外にいるときまで仕事はしたくない」という理由はあるのですが、スマホだとPCとはインタフェースが違ってやりにくそう、という先入観もあるかなと思っています。
実際には、スマホ対応しているものはかなり使いやすくなっていると個人的には思っています。
企業の社内システムに限らず、世の中にはスマホに対応していないサイトもまだまだ目にします。スマホに対応していれば、「少し面倒かな」と思っても必要な項目の入力くらいはするかもしれませんが、PCと同じ画面がそのままスマホに表示されたら、慣れている人でも「ちょっと嫌だな」と思ってしまうのではないでしょうか。慣れていない人ともなれば、見た瞬間に「もういいや」とページから離脱してしまうかもしれません。そうすると、そのサイトへの印象が悪くなり、再度アクセスしようというモチベーションが下がってしまうでしょう。
PCとスマホの両方に対応できるコンテンツ作成管理ツールは、いろいろなものが出ています。そういったものを活用するなどしてスマホ対応をしていかないと、知らぬ間に顧客を逃していくことになりかねません。よく「モバイルファースト」なんていう言葉を聞くようになりましたが、これを実践していかないと、若い世代を中心とする“PCよりスマホ”というマインドのユーザー、消費者を取り込めません。
私は別にサイトを作る立場でも製品プロモーションやマーケティングを推進する立場でも何でもありませんが、スマホを使ってさまざまなことをするユーザーの一人としてちょっと考えてみました。
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