デル傘下のセキュアワークス ジャパンは9月14日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上で運用させる企業システム向けのセキュリティ対策サービス「iSensor Intrusion Prevention System on AWS」を開始した。システムの通信を監視し、サイバー攻撃などの脅威に対応する。
新サービスは、Amazon EC2サービスで稼働するサーバインスタンスや、AWSで利用されているファイアウォール、Webアプリケーションファイアウォールのログなど収集・分析し、セキュリティの脅威の動きを監視する。サイバー攻撃などのインシデントが発生した場合、同社の「緊急サイバーインシデント対応サービス」がユーザーの被害抑止のための活動を支援するという。
同社では、17年間にわたるデータセンター向けセキュリティ対策サービスでの実績や、毎日収集する約1800億件のセキュリティイベントの分析に基づく対策情報などに強みがあると説明している。
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