あなたの命を救うiPhoneの設定、知っていますか?:半径300メートルのIT(1/2 ページ)
スマートフォンの中に、あなたの生死を分けることになるかもしれない設定があるのをご存じでしょうか。
Twitterのタイムラインには、日本中で起きたさまざまな出来事が流れてきます。その中には、一生に一度しか出会わないようないいこと、そして悪いこともあります。
今回は、タイムラインに流れてきた“ひと言”がきっかけで見直した、あるスマートフォンの設定を紹介します。
街なかで倒れた時、誰もあなたを分からなかったら
今回設定したのは、スマートフォン上の「ICE」情報です。ICEとは「In Case of Emergency」の略で、文字通り緊急時に役立つ情報です。Wikipediaを見ると、もともと2005年ごろに英国の救急隊員が考案したもののようで、自分自身の身長、体重、血液型などの情報や緊急連絡先を「携帯電話」に登録し、緊急時の対応に役立ててもらおうというものです。
先日、Twitterのタイムラインに、「突然倒れた知人のスマートフォンに、このICE情報があれば、もっと早く確実に情報が伝わったのに……」というひと言が流れてきたのを見た私は、「万一の時のために登録しなければ」と思い、その場で設定を見直してみました。
iPhoneでは、iOS 8から新機能として追加されています。iPhoneユーザーは、アプリ「ヘルスケア」を開き、左下の「メディカルID」をタップすると、救急時に参照すべき自分の情報や、緊急連絡先を登録できます。
私もこの機能を知ってはいたのですが、名前を「日本語」にしていたり、顔写真に「誰だかよく分からないような画像」を使っていたりと、適当な設定をしていました。
それを今回の一件を機に、顔がはっきり分かる顔写真に変え、海外で倒れても情報が伝わるように、名前をローマ字表記にしてみました(ただ、他の表記が日本語なのであまり意味はなさそうですが……)。
AndroidもICE情報を登録できる端末が増えているので、ぜひ、自分のスマートフォンが対応しているかどうか、確認してみてください。
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