パソナと日本IBMは11月17日、セキュリティ技能を持つ人材を育成し、市場に輩出することを目的に、サイバーセキュリティ教育コンテンツを開発するために12月から協業すると発表した。
両社は、巧妙化・複雑化するサイバー攻撃によるリスクの高まりが予想される中、サイバー攻撃から企業システムを守るために、専門知識と豊富な経験を持ったサイバーセキュリティ人材の拡充が必要であり、優れた教育コンテンツや研修体系の確立が求められていると説明している。
協業では、パソナが持つ教育・人材育成のノウハウと、IBMが提供してきた最先端のセキュリティーサービスの豊富な経験を活用。IBMはサイバーセキュリティに関するノウハウ、ナレッジを提供し、パソナが作製する教育コンテンツの支援するという。
両社それぞれの強みを生かすことで、競争力ある高度な教育コンテンツを効率的に開発し、それを活用した研修を実施しすることで、サイバーセキュリティ人材の育成の支援を行うとしている。
関連記事
- 金沢工業大学、人工知能技術で学生の自己成長支援システムを構築
金沢工業大学とIBMが、コグニティブ・コンピューティングを活用した学生の自己成長支援システムの構築で協力。学生の自己成長を支援する「コグニティブ・キャンパス」の実現を目指す。 - IBM、プライベートクラウド向けアプライアンス製品「Bluemix Local System」を発表
ハイブリッドクラウド環境の構築とAPIの短期導入を支援するアプライアンス製品のラインアップを拡充した。 - セキュリティの脅威対策を推進へ、日本IBMら6社が共同体制を構築
各社のソリューションを組み合わせて利用できる環境を企業に提供し、攻撃などの検知や分析の精度向上、対策実施までの時間短縮などにつなげたいという。 - 企業がセキュリティ対策を2017年に“転換”すべき理由
企業は事後対策に偏重したセキュリティ対策からどう脱却したらいいのか。米Gartnerが2017年に向けて考えるべき点を挙げた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.