スマートウォッチはビジネスに使える? その2 Apple Watchを試す:ビジネスギア探訪(2/2 ページ)
さまざまなスマートウォッチが登場しているいま、ビジネスにどれだけ使えるのかを試しています。今回はApple Watchを検証してみました。
会社で使える?
さて、今回もビジネスユーザーの視点でApple Watchのメリット、デメリットを検証してみました。それではIT管理者の立場で、企業でApple Watchを使うとしたら、どのような価値があるのでしょうか。
前回紹介したG-SHOCK「GB-5600B」と同様、iPhoneの紛失を防ぐことができる大きなメリットが挙げられます。置き忘れ時のアラート機能を活用することで、情報セキュリティ事故の防止につなげられるでしょう。さらにApple Watchなら、Apple Watchの操作でiPhoneの音を鳴らし、家の中などで行方不明になったiPhoneを見つけ出したりもできます。
またアプリの観点では、Cisco WebExやSkypeのようなミーティングツールがApple Watchに対応しています。データ通信で利用すれば、通話料金の削減が期待できますし、ミーティングへの参加率も上がるかもしれません。IT管理者ではありませんが、人事の立場でも豊富なヘルスケア関連のアプリを社員に利用してもらうようにすれば、1人1人が健康に気を使うよう環境づくりとしても導入効果が期待できます。
今後は、どのようにG-SHOCKとApple Watchを使い分けようかと考えています。基本的にはApple Watchを使いつつ、万一充電し忘れたときはG-SHOCKの出番になるような気がします。一番の理由は、Apple Watch とiPhoneの接続が切れにくいことや、切断しても自動的に再接続されることです。特に再接続の操作は充電よりずっと煩わしいもので、意識せずとも使えるものが好ましいですね。ビジネスシーンでも、もっとスマートウォッチの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
執筆者紹介:羽鳥正明
外資系IT企業を中心にマーケティング業務に20年以上に渡り従事。プロダクト・マネージャー、広報、マーケティング・コミュニケーション、コンサルタント、Webデザイナーなど、マーケティングに関わる業務は一通り経験し、現在はシリコンバレー発の仮想化専用フラッシュストレージであるティントリジャパンのマーケティング本部長を務める。もともとPCや家電が好きで、かれこれ20年ほど秋葉原に住み、ぷらっと家電の街をパトロールするのが日課になっている。
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