情報処理推進機構(IPA)は12月21日、ソフトウェアが最新の状態か否かを確認できる無償ツール「MyJVN バージョンチェッカ」を機能拡充したと発表した。新たにGoogle ChromeやiTunes、LibreOfficeに対応し、計15製品の更新状況を確認できるようになった。
MyJVN バージョンチェッカではPCなどにインストールされているソフトウェアが最新の状態かどうかをユーザーが確認できる。ソフトウェアのバージョンが古く、最新版で修正済みの脆弱性が存在する場合は、脆弱性がサイバー攻撃者などに悪用されてしまう恐れがある。
今回の機能拡充により、11ベンダーの15製品に対応した。更新がある場合は、速やかに適用することで脆弱性が悪用されるリスクを軽減できるとしている。
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