情報処理推進機構(IPA)は11月30日、PCにインストールされているソフトのバージョンを確認できるツール「MyJVN バージョンチェッカ」を無償公開した。
同ツールは、クリック操作だけでインストールされたソフトが最新バージョンかを確認する。最新であれば「○ 最新のバージョンです」と表示される。旧バージョンの場合は「× 最新のバージョンではありません」を表示され、ベンダーの更新版提供サイトなどへアクセスできる。
チェックできるソフト製品は、Adobe Flash Player、Adobe Reader、JRE、Firefox、Thunderbird、Lhaplus、QuickTime。今後はチェックできる製品を拡充していくという。
近年は、ブラウザのプラグインソフトに存在する脆弱性を悪用したマルウェア被害が急増している。脆弱性の少ない最新版を容易に確認できるようにすることで、こうした被害を減らすのが狙いだ。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
関連記事
- 中小企業のセキュリティ対策、IT系とその他業種に格差
IPAは中小企業の情報セキュリティ対策の実態調査を実施し、対策強化を加速させるための施策を展開する。 - IPA、脆弱性対策情報のデータベースサービスを機能強化
IPAは、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」に検索の新機能などを追加した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.