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Microsoft、月例セキュリティ更新プログラムの公開を延期
直前になって問題が見つかり、この日までに解決できなかったことから、公開を延期することにしたと説明している。更新プログラムがいつ公開されるのかは、現時点で明らかにしていない。
米Microsoftは2月14日(日本時間15日)、同日予定していた月例セキュリティ更新プログラムの公開を延期すると発表した。一部顧客に影響を与えかねない問題が直前になって見つかり、この日までに解決できなかったことから、あらゆる選択肢を検討した結果、公開を延期することにしたと説明している。
更新プログラムがいつ公開されるのかは、現時点で明らかにしていない。
Microsoftは今回から月例セキュリティ更新プログラムに関する情報提供の方式を変更し、従来の月例セキュリティ情報ページへのサマリー掲載は行わずに新ポータルのみを通じて更新情報を提供するはずだった。米セキュリティ機関SANS Internet Storm Centerでは、「この方式の変更が公開延期の原因になった可能性もある」と推測している。
Windowsには、まだ解決されていないSMB関連のサービス妨害(DoS)の脆弱性も発覚していて、2月の月例更新プログラムで修正される見通しだった。
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