「Raspberry Pi Zero W」、Wi-FiとBluetoothサポートで10ドル
Raspberry Pi Foundationが5周年を記念して、65×30×5ミリの「Raspberry Pi Zero」にWi-FiとBluetoothを追加した超小型コンピュータ「Raspberry Pi Zero W」を10ドルで発売した。専用のケースは5ドルだ。
英非営利団体のRaspberry Pi Foundationは2月28日(現地時間)、超小型コンピュータ「Raspberry Pi Zero」(以下、「Zero」)をWi-FiとBluetoothに対応させた新製品「Raspberry Pi Zero W」(以下、「Zero W」)を発表した。価格はZeroの2倍の10ドル(約1100円)だ。
ネットワークに対応した他のスペックは、2015年11月に5ドルで発売したZeroと同じ。1GHz動作のARM11コアによるBroadcom BCM2835、512Mバイトメモリ、microSDスロット、mini-HDMIポート、microUSBポート、CSIカメラコネクタなどの拡張端子を搭載。サイズは65×30×5ミリだ。Wi-FiはIEEE 802.11n、Bluetoothは4.0をサポートする。
USBポートが1つしかないので、Zeroで無線接続するとできることが限られていた。Zero Wであれば、特にIoT(モノのインターネット)関連の使い道が広がりそうだ。
Zero/Zero W専用ケースも発表した。入出力用の穴が開いたベース部分と付け替え可能な3種類(穴なし、汎用入出力用穴付き、カメラ用穴付き)のフタで構成される。短いカメラケーブルと4つのゴム足も付属する。価格は米国の代理店では5ドルになっている。
Raspberry Pi Foundationは2月28日で5周年を迎えた。シリーズとしての累計販売数は1200万枚を超えるという。
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