ニュース
モンスター上司、パワー全開:ディルバート(490)
“モンスター上司”の特徴は、都合の悪い事から逃げる、仕事や価値観を押し付ける、基本的に丸投げなどなど……。ボスなら“満点”間違いなし!
● ● ●
だから、「人の話を聞けって!」と叫んでも、無駄ですよ、ディルバート。相手が相手ですから。「馬の耳に念仏」、もとい「ボスの耳に部下の悲哀」……。
「耳を傾けてもらえない」「聞き入れてもらえない」、こういう状況を“fall on deaf ears”といいます。“I've been complaining about the noise from the neighbor to the landlord, but it seems to fall on deaf ears.”(大家さんに隣の住人がうるさいって苦情を言っているけど聞き入れてもらえない)と使います。また似た表現に“talk to a brick wall”もあります。レンガの壁に向かって喋っているようで何の反応も得られないという意味です。
また「耳を貸さない」という意味で“turn a deaf ear to”という表現があり、“My boss turned a deaf ear to my pleas.”(ボスは僕の願いに全く耳を貸さない)と使います。なお、こちらの場合の「耳」は、前出の表現と異なり、“ear”を単数で使うので気を付けてください。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
関連記事
- 登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。 - 登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。 - 登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。 - 登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。 - 登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。 - 登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.