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Google、機械学習コンペ開催 賞は20万ドル分のGCPクレジットや著名VCからのアドバイス
Googleが、新興企業の機械学習開発支援のためのコンテストを開催する。優秀な企業には協賛VCからの50万ドルの出資や20万ドル分のGoogle Cloud Platform使用権などの賞が贈られる。
米Googleは3月10日(現地時間)、新興企業向けの機械学習コンペティション「Machine Learning Startup Competition」の開催を発表した。特設サイトで参加を募集している。エントリー期間は4月16日まで。米国法人がないとエントリーできない。
最優秀賞は、提携VCからの50万ドルの出資、Google Cloud Platform(GCP)の20万ドル分の使用権、1対1の技術サポート、1年間無料の「G Suite」ライセンス×10ユーザー分。提携VCのData CollectiveとEmergence Capitalがそれぞれ1社を選ぶ。
最終選考まで残れば、GCPの20万ドル分の使用権とG Suiteの1年×10ユーザーライセンスを獲得できる。
上記の2VCの他に、KPCB、Sequoia Capital、Greylock Partnersなどの著名VCが協賛しており、これらのVCからのアドバイスも受けられる。
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