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LinkedInのリード・ホフマン会長がMicrosoftの取締役に
Microsoftが、買収したLinkedInの共同創業者であるリード・ホフマン会長を12人目の取締役に任命した。PayPalマフィアでもある同氏は、取締役としてMicrosoftの製品にソーシャルやAI技術を統合していくことを支援するとしている。
米Microsoftは3月14日(現地時間)、米LinkedInの共同創業者、リード・ホフマン会長(49)を12人目の取締役に迎えたと発表した。
Microsoftは2016年12月にLinkedInの買収を完了した。同社は1月にはLinkedInのCTO(最高技術責任者)であるケヴィン・スコット氏を自社のCTOに任命している。
ホフマン氏はスタンフォード大学で認知科学を、オックスフォード大学で哲学を学び、米PayPalのCOO(最高執行責任者)を務めたいわゆる“ペイパルマフィア”の1人。2002年にLinkedInを創業した。米VCのGreylock Partnersのパートナーとして、創業期の米Facebookに投資している。
ホフマン氏は自身のLinkedInで、今後もLinkedInのミッションにフォーカスしつつ、Microsoftがシリコンバレーでのプレゼンスを強め、製品およびサービスにソーシャルやAIなどの技術を組み込んでいくことに貢献していくと語った。
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