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NTPの更新版公開、DoSなどの脆弱性に対処
悪用されればリモートの攻撃者にサービス妨害(DoS)状態を誘発されたり、不正なコードを仕込まれたりする可能性が指摘されている。
インターネット経由での時刻取得に使われるNetwork Time Protocol(NTP)の更新版が公開され、複数の脆弱性が修正された。
Network Time Foundation(NTF)のNTP Projectが3月21日に公開したセキュリティ情報によると、更新版の「ntp-4.2.8p10」では15件の脆弱性を修正したほか、15件の不具合など非セキュリティ問題を解消した。
15件の脆弱性のうち6件は危険度が「中」に分類され、うち1件はWindows PPSAPI DLLに関係する。悪用されればリモートの攻撃者にサービス妨害(DoS)状態を誘発されたり、不正なコードを仕込まれたりする可能性が指摘されている。残る9件の危険度は「低」以下の分類となっている。
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