ニュース
Apple、「iOS 10.3.1」公開 Wi-Fi関連の脆弱性を修正
iOSは3月27日に「iOS 10.3」を公開したばかりだが、今回のアップデートではGoogle Project Zeroを通じて発見された深刻な脆弱(ぜいじゃく)性に対処した。
米Appleは4月3日、iPhoneやiPad向けのOS更新版となる「iOS 10.3.1」を公開し、1件の深刻な脆弱(ぜいじゃく)性を修正した。iOSは3月27日に「iOS 10.3」が公開されたばかりだった。
Appleのセキュリティ情報によると、今回の更新ではWi-Fiチップに存在するスタックバッファオーバーフローの脆弱性を修正した。悪用されれば圏内にいる攻撃者に任意のコードを実行される恐れがある。この脆弱性は、Google Project Zeroを通じて発見、報告されていた。
iOS 10.3.1はiPhone 5以降、iPadの第4世代以降、iPod touchの第6世代以降に対応する。
関連記事
- Apple、iOSやMacなどの深刻な脆弱性を多数修正
iOS 10.3、macOS Sierra 10.12.4、OS X El CapitanとYosemite向けのセキュリティアップデート、Safari 10.1などの更新版が一挙公開された。 - ハッカー集団がAppleに身代金10万ドル要求、ユーザーの端末をリセットすると脅迫
Motherboardによると、ハッカー集団はAppleが要求に応じなければ4月7日までに一定数のiCloudアカウントをリセットし、被害者のiPhoneなどの端末を遠隔操作すると脅している。 - Appleが1989年に描いた、人間の能力を拡張するITは今
Appleが1989年に制作した「Chapter One」というコンセプト映像に、障害のある人が、ITの力で健常者よりも高い能力を得られる、という未来が予見されていました。それから四半世紀を経た今、ITは大きく進化しています。 - Appleを装うフィッシング詐欺発生、「請求書」メールで不正サイトに誘導
iTunesの請求書に見せかけ、誘導先の不正サイトで個人情報などを盗む。Appleを装うフィッシングは連続発生している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.