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楽天、Watsonを活用したチャットボット導入基盤「楽天AIプラットフォーム」を構築
楽天は日本IBMと共同で、自然言語処理や会話制御などのWatson APIを活用した「楽天AIプラットフォーム」を開発。カスタマーサポートへのチャットボットの早期導入と、カスタマーサポートの品質や利便性向上を目指す。
楽天は4月26日、楽天のカスタマーサポートで自動応答機能を備えたチャットボットを導入するための社内システム「楽天AIプラットフォーム」を構築したと発表。
「楽天AIプラットフォーム」は、IBM Watsonが提供する自然言語処理、会話制御などのAPIと、楽天のAI関連技術、カスタマー対応に関するデータベースを活用して構築。楽天グループの各サービスが提供するWeb上の問い合わせチャットやスマートフォンアプリと連携することで、チャットボットの円滑な導入が可能になるという。
これにより、各サービスへのチャットボット導入作業期間の短縮や、カスタマーサポートの品質や利便性の向上を見込む。開発にあたり、楽天と日本IBMは共同開発チームを設置しており、今後は楽天の社内向け教育やトレーニングも実施する予定という。
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