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チャットボットに話しかけるだけで営業活動を登録――SBTの営業支援ツールを開発
ソフトバンク・テクノロジーが、営業担当者向けにチャットボットを利用した活動報告ツールを開発。7月から提供を開始する。
ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は5月22日、チャットボットを利用した企業向け営業支援ツール「Dynamics 365 活動報告用 BOT」を開発し、自社へ導入したと発表した。
同ツールは、米Microsoftが日本時間5月11日に開発者向けイベント「Build 2017」で発表した「Skype for Business Bot Framework(Preview)」を取り入れたもの。営業が利用する活動報告用チャットボットに話しかけるだけで「Dynamics 365」へ営業活動の登録を行える。チャットボットが報告事項を自動的にナビゲーションして入力を促し、報告すべき訪問記録の選択や、必要な入力項目を会話か文字入力で記録できるという。
同社は、働き方改革の一環である営業生産性向上を行うため、まずは自社に導入。2件分の営業活動報告を、PCのWebブラウザから登録した場合と、スマートフォンのアプリから登録した場合を比較検証したところ、登録作業の時間を50%削減できたという。
今後は、自社導入で得たノウハウで製品化に向けた改良を行い、7月に「Dynamics 365」のオプションサービスとして顧客向けに提供を開始する予定だ。
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