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British Airways、システム障害で土曜のロンドン出発便が全欠航に
英航空大手British AirwaysのITシステムが動力電源の問題で停止し、3連休初日である5月27日午後6時からのロンドン出発便が全便欠航になった。サイバー攻撃の形跡はないとしている。
英航空会社大手、British Airways(以下、BA)のヒースローおよびガトウィック空港出発便が5月27日午後6時ごろ(現地時間)から、すべて欠航になった。同社はITシステムの障害のためだが、サイバー攻撃の形跡はなく、動力電源の問題が原因だと説明した。
BAの会長兼CEO、アレックス・クルーズ氏は公式Twitterの動画で状況を説明して欠航便の払い戻しを約束し、謝罪した。
イギリスでは5月の最終月曜日が「スプリングバンクホリデー」の休日で、27日は3連休の初日ということもあり、影響は大きい。
BAは、28日のロンドン到着便のほとんどには影響はない見込みとしている。
本稿執筆現在(英国時間の27日午後23時)、公式サイトで28日のロンドン出発便のチケットの購入を試みたが、エラーが出てしまった。
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