サッポロドラッグストアー、Cisco Sparkで業務効率化 出張経費も削減
働き方改革を推進するサッポロドラッグストアーは、「Cisco Spark」を導入して全体会議をWeb会議に変更するなど、業務効率化とコスト削減を実現した。
北海道を拠点にドラッグストア182店、調剤薬局10店を展開するサッポロドラッグストアーは、働き方改革に向けた取り組みで、シスコシステムズのクラウド型コラボレーションサービス「Cisco Spark」を導入した。
同社は、隔月で開催する全社会議を、本社がある札幌市の貸会議室などで行っていたが、道内全ての店舗責任者が集まるため、出張によるコストが膨らんでいたという。そこで、全社会議に加えて店舗間、本社間の小規模会議を効率化するコラボレーションツールとしてCisco Sparkを導入し、2017年4月に利用を開始した。
Cisco Sparkは、チャットやビデオ会議、Cisco WebExと連携したWeb会議が行える。PC、スマートデバイスなど、異なる端末でも同一の環境で利用できるのが特徴だ。
Cisco Sparkの導入後は全社会議をWeb会議で開催し、店舗責任者は、移動することなく、各店舗や外出先で参加できるようになった。また、店舗間や本社間の小規模の会議にはビデオ会議を、個別のやりとりにはチャットを利用。従業員にはスマートフォンを新たに貸与し、店舗内や外出先など、状況に応じてPCとスマートフォンを使い分けてCisco Sparkを活用できるようにした。
これにより、場所を選ばない、迅速なコラボレーション環境を整備し、移動や出張にかかるコストや時間を大幅に削減。同社は、従業員の生産性向上とワークライフバランスの改善につなげることができたとしている。
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