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米Appleがセキュリティアップデート一挙公開、iOSやmacOSの脆弱性を修正
iOS、macOS、watchOS、Safari、tvOS、およびWindows向けのiCloudとiTunesのセキュリティアップデートが公開された。
米Appleは7月19日、iOSやmacOS、Windows向けiCloudやiTunesなどのセキュリティアップデートを一挙公開した。任意のコード実行に利用されかねない多数の深刻な脆弱(ぜいじゃく)性に対処している。
iOSはiPhone 5以降とiPad第4世代以降およびiPod第6世代を対象に「iOS 10.3.3」が公開され、計47件の脆弱性が修正された。Apple Watch向けの「watchOS 3.2.3」でもiOSと共通する多数の脆弱性に対処している。
macOSは「Sierra 10.12.6」と、El Capitan(OS X 10.11.6)およびYosemite(OS X 10.10.5)向けの「セキュリティアップデート2017-003」を公開。同OS向けWebブラウザのSafariは「10.1.2」に、Apple TV(第4世代)向けのtvOSは「10.2.2」にそれぞれ更新された。
Windows向けには「iTunes 12.6.2 for Windows」「iCloud for Windows 6.2.2」が公開され、WebKitに存在する任意のコード実行の脆弱性など多数の問題が修正されている。
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