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1億人以上の顧客情報を流出したEquifax、CEOが引責辞任
顧客約1億4300万人の個人情報流出事件を起こした米信用情報機関大手Equifaxの会長兼CEOが辞任する。同社は暫定CEOを立て、正式CEO探しを始める。
米信用情報機関大手のEquifaxは9月26日(現地時間)、会長兼CEOのリチャード・スミス氏が同日付で辞任すると発表した。7日に発覚した顧客約1億4300万人の個人情報が流出した事件の引責辞任だ。
この個人情報流出は、Apache Strutsの脆弱性が修正されていなかったために発生したことが分かっている。この脆弱性は3月に発覚して修正パッチが公開されたが、EquifaxのポータルWebアプリケーションに残っていた脆弱性を悪用され、5月13日から7月30日にかけて不正アクセスされた。15日にはCIO(最高情報責任者)とCSO(最高セキュリティ責任者)の入れ替え人事を発表した。
スミス氏は発表文で「今回のサイバーセキュリティ問題は数百万人の顧客に影響を与えた。私はこの問題を正すために全力を尽くしてきた。この節目に、会社を前進させるためには新しいリーダーを迎えるのが最善だと信じる」と語った。同社は、暫定CEOとしてアジア太平洋地域担当社長のパウリーノ・ド・レゴ・バロス ジュニア氏を指名し、CEO探しを開始する。スミス氏は新体制移行完了まで、無給のアドバイザーを務める。
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