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住友生命、顔認証を搭載した営業向けタブレットをNECと共同開発 4万台を導入へ
住友生命保険は、顔認証機能を搭載したタブレット端末をNECと共同開発し、営業職員向けに4万台を導入する。
住友生命保険(住友生命)とNECは共同で、住友生命の営業職員(スミセイライフデザイナー)向けに、顔認証機能搭載した新型タブレット端末を開発した。住友生命では、2018年7月から順次約4万台を導入する。
本機はIDとパスワードによる認証に加え、顔認証を導入。NECのAI技術群「NEC the WISE」の1つであり、ディープラーニング技術を取り入れた顔認証AIエンジン「NeoFace」を採用し、端末への厳格なセキュリティを実現した。
また、従来は紙ベースで実施していた保険契約に関する各種手続きを電子化し、顧客と一緒に画面を見ながら、「保障内容の確認、見直し」から「申込み手続き」までを完結できるようにした。
画面は、職員だけでなく、顧客が操作することも念頭に、顧客の立場やシーンに合わせた提案ができ、スムーズに手続きが進められるよう、画面の構成や展開にこだわって開発したという。
OSにはWindows 10 Proを採用し、画面サイズは12.3インチ。重量約740グラム、薄さ8.9ミリ、耐圧150kgfと、携帯性と耐久性を両立させた。
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