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Teslaの自動運転も可能な電気トラック「Semi」を2019年生産開始へ
Teslaがセミトレーラータイプの電動トラック「Tesla Semi」を披露した。完全自動運転も可能な「Enhanced Autopilot」を搭載し、1度の充電で約800キロ走行可能だ。
米Tesla Motorsは11月16日(現地時間)、電動トラック「Tesla Semi」を発表した。2019年に生産開始の計画という。価格は発表されていない。同社の他の自動車と同様、完全自動運転も可能な「Enhanced Autopilot」を備える。
モデル名が表す通り、セミトレーラー式。トラクタには4つの独立したモーターを搭載し、加速性能はフル積載で0-60mph加速20秒。
運転席は中央にあり、左右にモニタが設置されている。
1度の充電で500マイル(約800キロ)走行可能。エネルギーコストはディーゼルの半分で、20万ドル以上の節約になるとしている。
同社はSemiと同時にスポーツカータイプの新「Roadster」も披露した(別記事)。
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