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へそ曲がりなエンジニア:ディルバート(529)
やりかけた作業を中断させられると、文句の1つも言ってみたくなるものですが、ディルバートの同僚エンジニアは、よほど虫の居所が悪かったのか……。
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え……? えーっ? その怒りは何!? 最近のロードレージに匹敵する難癖ではないですか!
“feel awful”という表現は、「最悪の気分である」という意味ですが、いろいろな状況で使えます。例えば二日酔いや風邪のせいで肉体的に不快感を感じているときにも使えますし、謝罪の意を伝えるときや自己嫌悪を感じているときにも使えます。
それに対して最近外国人のコメントでよく聞く“Awesome!”は全く逆の意味で、「素晴らしい!」など良い意味での感動や感嘆に使いますので、間違えないように。
どちらも語源には「畏怖」を意味する“awe”が入っていますが、“awful”が同じ畏怖でも恐怖のニュアンスで使われるようになったのに対して、“awesome”は畏敬の念を含む良いニュアンスを持つようになりました。おしゃれした同僚を褒めるつもりで“That's awful!”と言ったらビンタの1つでも食らう覚悟を。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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