情シスは働き方改革にどう関わるべき? Cygamesとガイアックスに聞いてみた:「俺たちの情シス Special」レポート(後編)(3/3 ページ)
Cygamesとガイアックスの情シスを招いて行ったパネルディスカッション。各社の取り組みを語ってもらったあとは、ITで働き方改革をどう支えるべきかを話し合いました。
逆に、現場からシステムへの要望が来る場合、プロジェクトによって、全社共通ではない、独自のツールにリプレースしたいとニーズが出ることもあります。それに対して「彼らの言葉を信頼するかどうか」という問題は確かにあるでしょう。
その場合は「本当にいいものだから、自分たちで試して全社展開をしていく」と考えているかどうかを重要視しています。私たちはあくまでバックエンド部隊であり、現場が何に苦労しているかを把握しきれない部分は当然あります。なので、その問題を解決することを一緒にやっていける人と協調して、より良くしていく方向性で考えていますね。
池田: いろいろな立場のステークホルダーが会社にいて、いろいろな人の立場を知らないことには、プロジェクトは進められないなというのはありますよね。全社の状況を見ることができる情報システム部門は、そこを強みとしてプロジェクトを引っ張るのが良さそうですね。
星野: 急に“むちゃ振り”が降ってきて、苦戦することもありますが、特に働き方改革に関する話については、経営陣にトリガーを引いてもらえるほうが実現しやすいです。そういう意味では、Cygamesはやりやすい環境なのかなと思っています。
岡本: 働き方改革に固定的なテンプレートはないと思います。社風、年齢層、働き方、業務内容によって変えていけばいい。失敗は決して間違いなのではなく、それも含めてPDCAで回して、どんどん改善していくことが重要なのだと思います。時間をかけて、人とのコミュニケーションと信頼を培った上で、新しいことをみんなで進めていこうと考えています。
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