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深刻化するひとり情シスの「救済」、デルが出した9つの答え+α(2/2 ページ)
デルおよびEMC ジャパンが中堅企業を対象にした「IT投資動向調査」を行い、国内企業の実態とその対策について発表した。
全国でセミナーやワークショップを開催
IT関連動向調査2018を受けて、新たに掲げられたのが「9つの打ち手+α」だ。従来の攻めと守りのITに加え、「防」と「走」が追加された。
具体的には、CSIRTによるセキュリティ事故発生後のプロセス整備(防)と、ITに関するライフサイクルの全てを一元管理することで、各フェーズにおける運用経費などの負担軽減、働き方改革支援ソリューションの提供(走)が、それにあたる。
さらに2018年2月から、中堅企業向けにCSIRTをテーマにしたセキュリティセミナーやIPAセキュリティワークショップを全国で実施する。
実際、2017年から取り組んできた中堅企業向け対策により、デルの国内市場シェアは同ジャンルで大きく伸びた。その原動力となったのは、ひとり情シスにコンシェルジュが付いて営業日であれば30分以内に対応できるように体制を強化したことで、規模自体は昨年の倍になったという。
清水氏は、デル創業者マイケル・デル氏が自身の「デルの革命」で指摘した、独自のニーズを持つ中堅企業に対して、「今後も各種ソリューションやサービスを提供する」とまとめた。
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