「Windows Defender ATP」、Windows 7 SP1およびWindows 8.1もサポートへ
Microsoftが、まだ「Windows 7」や「Windows 8.1」を使っている企業ユーザーのために、エンドポイントセキュリティ対策サービス「Windows Defender Advanced Threat Protection(ATP)」でこれらの旧版Windowsをサポートすると発表した。
米Microsoftは2月12日(現地時間)、法人向けのエンドポイントセキュリティ対策サービス「Windows Defender Advanced Threat Protection(ATP)」で、「Windows 7 SP1」および「Windows 8.1」もサポートすると発表した。今春に公式プレビュー版を公開し、正式版は今夏になる見込み。
Windows Defender ATPは、高度な攻撃を検知して調査し、対策を講じるためのサービス。2016年7月の「Anniversary Update」で登場した。異常行動を検知するためのパターンの更新はクラウド上で行われるため、OSのアップグレードだけで機能が進化する。
昨年11月にはmacOS、Linux、iOS、Androidに対する攻撃の検知と対応も可能にした。
Windows 7とWindows 8.1については、非Windows OSと同様に、包括的な監視ツール「Endpoint Detection & Response(EDR)」でこれらのOSへの攻撃を検知できるようにする。
Microsoftは旧バージョンのユーザーに対し、最新Windowsへの移行を強く勧めているが、「移行の途上にあってWindows 10とWindows 7が混在する環境を持つ企業があることは把握しており、そうした企業の安全を2020年1月のWindows 7の延長サポート終了まで守っていきたい」としている。
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