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Spotify、音楽使用料支払いシステムのLoudrを買収
Spotifyが、ストリーミングする音楽のライセンス保有者を特定し、支払うシステムを提供する非公開企業Loudrを買収した。
スウェーデンの音楽ストリーミングサービスSpotifyは4月12日(現地時間)、音楽使用料支払いシステムを提供する米Loudrを買収したと発表した。「音楽クリエイターや楽曲の権利保有者のための、より透明で効率的な音楽出版産業の構築のために」Loudrの人材と技術を活用していくとしている。
Loudrは、2013年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。音楽ストリーミングサービスやコンテンツクリエイターなどが音楽のライセンス保有者を簡単に特定し、支払えるようにするサービスを提供している。
LoudrのチームはSpotifyのニューヨークオフィスに合流し、同社サービスに支払いシステムを統合する。従来の顧客へのサービス提供は継続する。
Spotifyに対しては2014年、アーティストのテイラー・スウィフトが無料ユーザー向けの音楽提供に反対して自分の作品をすべて引き上げたが、2017年に復帰した。Spotifyは株式公開についてのSEC文書で、ライセンス保有者に対するロイヤリティ支払いの複雑さについて説明していた。
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