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富士通、RPAを中核にした次世代ワークスタイル「ACTIBRIDGE」(2/2 ページ)

RPAなど先端デジタル技術を活用してオフィスワークや現場・フロントの業務を変革するサービスを体系化した「ACTIBRIDGE」を富士通が発表。同社の知見とテクノロジーを融合し、検証から運用まで一気通貫でプロフェッショナルが支援する。

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RPA導入の成否はデジタルコンサルティングにあり

 またRPAを全社的に活用し、組織変革、働き方改革を行うためには、しっかりと現場に寄り添って「課題の本質」を見つけ出すことが重要となる。それとともにRPAではロボットの暴走(野良化)や意図しないコンプライアンス違反など「自動化のリスク」への対応も不可欠だ。

 「課題やリスクをふまえてRPA適用を考え、適切な設計・運用をしなければならない。そのためにはRPAやデジタルテクノロジーの見識をしっかりと持った人によるデジタルコンサルティングが重要となる」(中村氏)

 ACTIBRIDGEでは、ユーザーの業務課題を可視化し、検証を行いながら先進技術を活用して業務課題を解決する「デジタルコンサルティング」、多様な最先端技術をラインアップした「デジタルテクノロジー」、同社ノウハウや経験を提供する「ナレッジサービス」の3つを最適にインテグレーションすることで、ユーザーの業務を効果的かつ効率的に変革。デジタル技術に精通したデジタルイノベーターが、上流のコンサルティングからPoC(実証実験)・導入・構築・運用までを総合的に支援するという。

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ACTIBRIDGEの構成要素
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ACTIBRIDGEのサービス体系

 RPAツールは同社グループ製の他にもUiPathやBlueprismといった全世界で高い実績を誇る他社製RPAツールも活用。また、RPA適用の際に課題となる「RPAロボットのガバナンス」「運用ルール」「セキュリティ対策」などは同社独自のRPA標準運用テンプレートを活用する。さらに構築したRPA自体の運用、管理、メンテナンスを同社が請け負うBPOサービスも用意した。

 「一般的なコンサルティングでは理想形を提案して終わりということも多いが、われわれはエンジニアがコンサルティングするので、必要とあればロボットを作り、それを稼働させてしっかり効果が出るところまでサポートする。理想論ではなく、知見とテクノロジーを融合した形で、検証から運用までを一気通貫でプロフェッショナルが支援するのがACTIBRIDGEの特徴」(中村氏)

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