「Windows 10」プレビュー(ビルド17692)公開、SwiftKey追加や「すべてを大きくする」改善など
Windows 10プレビュー(ビルド17692)で、iOS/Android向けキーボードアプリ「SwiftKey」をタッチディスプレイで使えるようになり(ただし日本語はまだ)、Xboxアプリのゲームバーの機能強化などが追加になった。
米Microsoftは6月14日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの最新ビルド「Build 17692」を公開した。Fast Ring向けに提供する。
主な新機能を紹介する。
AI採用キーボードアプリ「SwiftKey」が利用可能に(日本語はまだ)
日本語には対応しないが、iOSおよびAndroid向けアプリとして提供している「SwiftKey」をタッチ対応ディスプレイで利用できるようになる。対応言語は英語(米国)、英語(イギリス)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語。
SwiftKeyはMicrosoftが2016年に買収したAI採用キーボードアプリ。ユーザーの利用履歴から学習した予測変換や自動訂正機能が特徴で、モバイルアプリは日本語にも対応している。
システム全体のフォントサイズを大きくするスライダー
[設定]→[簡単操作]→[ディスプレイ]にあるフォントサイズを大きくする機能「すべてを大きくする」にスライダーが付き、これでシステム、win32アプリ、UWPアプリのフォントサイズをまとめて調整できる。
ゲームバーでGPUなどのパフォーマンスを視覚化
Windows 10のXboxアプリの「ゲームバー」にオーディオ制御機能と、パフォーマンス視覚化パネルが追加される。FPS、CPUやGPU、RAMの使用状況を確認できる。
Edgeでの動画自動再生制御は次回に
公式ブログ公開時には、米GoogleのChromeブラウザではバージョン66から対応の動画の自動再生制御機能が追加になるとしていたが、これは数週間後の次のビルドで対応すると訂正した。
バグリストを含むこの他の新機能については公式ブログを参照されたい。
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