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「Google Cloud AI」責任者にカーネギーメロン大学のアンドリュー・ムーア博士就任へ
Google Cloud AIの責任者、フェイ・フェイ・リー博士が年内にスタンフォード大学に戻り、カーネギーメロン大学コンピュータ科学学部長のアンドリュー・ムーア博士が後任になる。リー氏はアドバイザーという立場になる。
米Googleは9月10日(現地時間)、カーネギーメロン大学(CMU)コンピュータ科学学部長のアンドリュー・ムーア博士をクラウド部門Google Cloud AI(人工知能)の責任者に迎えると発表した。就任は年内の予定。
ムーア氏はケンブリッジ大学卒業後、MIT(マサチューセッツ工科大学)のロボット研究で博士号を取り、CMUコンピュータ科学学部の教授に就任。2006年にGoogleに引き抜かれ、ピッツバーグにエンジニアリングオフィスを開設して広告関連の開発に従事した。2014年にはCMUに戻り、コンピュータ学部の学部長に就任した。
一方、主任研究者で昨年12月に中国北京に開設したAIラボの責任者も務めるフェイ・フェイ・リー博士は、年末にスタンフォード大学に戻り、Google Cloudのアドバイザーという立場になる。
Google Cloud部門はダイアン・グリーンCEOの下、「AutoML」などで注目を集める一方で、「Project Maven」で倫理を問われている。
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