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ソフトバンク傘下のSprintとT-Mobileの合併審査、米FCCが一時停止
米連邦通信委員会(FCC)が審査中のT-MobileとSprintの合併について、評価に通常より時間がかかるとして完了までのカウントダウンを一時停止すると発表した。
米連邦通信委員会(FCC)は9月11日(現地時間)、米T-Mobileと米Sprintの合併に関する審査を一時的に停止すると発表した。
FCCは通常、合併審査の完了目標を180日以内にしているが、今回の審査では両社が提出した審査のための文書が大量かつ複雑で、評価に通常より時間がかかるため、審査完了までの時計を一時停止するとしている。
両社は4月30日、事業統合に関して合意に達したと発表した。この合併が実現すれば、新会社T-Mobile USは米通信市場でVerizon、AT&Tに次ぐ3位になる。両社はこの合併は、市場に健全な競争をもたらすだけでなく、米国における5G拡大を促進できると主張している。
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