「G Suite」に従業員のアプリ利用把握機能とGoogleドライブへの外部アクセスなどのチェック機能
Googleが、企業向けプロダクティビティスイート「G Suite」に、2つの管理者向け機能を追加した。従業員のG Suite利用状況やコラボレーション状況を把握できる「Work Insights」(β)と外部からの攻撃などに対処するためのダッシュボード「セキュリティセンター」だ。
米Googleは9月18日(現地時間)、企業向けプロダクティビティスイート「G Suite」の管理者向け新機能を2つ紹介した。従業員のG Suite利用状況を把握するための「Work Insights」(β)と、外部からの攻撃などに対処するための「セキュリティセンター」だ。
Work Insights
Work Insightsは、従業員のG Suiteの利用状況と、G Suiteでの共同作業の状況を視覚化する。例えば「Google Sheets」を使っていない従業員にはトレーニングが必要かもしれないし、本来なら密接に協力し合う必要のある販売部とマーケティング部にまったくコラボレーションの形跡がなければ問題があるかもしれない。
従業員のプライバシーを守るため、Work Insightsは10人以上のチームの集計ビューでのみ組織データを表示する。また、アクセスできるのは管理者に制限されている。
セキュリティセンター
セキュリティセンターは、7月にクローズドなβ版が発表された統合型のセキュリティダッシュボード。同日から公式版になった。外部とのファイル共有に関するインサイト、組織内のユーザーを標的とする迷惑メールや不正なソフトウェアに関する視覚的情報、現在のセキュリティ対策の有効性を示す指標をが包括的なダッシュボードにまとまっている。
Gmailでの自動メール転送、DMARC設定、POPやIMAPのアクセス、ホワイトリストに対するセキュリティチェックの設定、Googleドライブでのファイル共有、ドライブのアドオン、オフラインの可用性、厳格なログイン要件へのポリシーの適用、従業員による2段階認証プロセスの利用状況把握などが可能だ。
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