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痛過ぎる恋バナ:ディルバート(572)
ときに人間以上に人間らしい会話ができるまでに進化しつつあるAIチャットbot。接客ツールとして取り入れるWebサイトも増えています。そんな“チャットbot店員”との“恋バナ”を豪語するウォーリーの話に、冷たい視線と、熱い視線が……!?
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デートで失敗を繰り返すディルバート。まさかあなたも……それは“キモい”というより“悲しい、切ない”ですよ!
「悲しい」ことを意味する言葉には“sad”“unhappy”“pathetic”などがありますが、それぞれ微妙にニュアンスが違います。
“sad”は「気持ちが暗い状態」なのに対して、“unhappy”は「状況や内容が幸福でないとき」に使います。例えば、「本人の気持ちが悲しいとき」は“sad smile”といいますが、「その人の境遇が悲しいために表情が暗いとき」は“unhappy smile”を使います。
同じような使い方をする言い回しは、“unhappy life”(不幸な人生)や“unhappy marriage”(惨めな結婚)などがあります。
また“pathetic”は、「置かれている不幸な状況のためにその人物に同情するとき」に使う表現で、“You look pathetic.”(君の姿は痛ましい)と使います。また“That is such a pathetic excuse.”というと、言い訳にあまりにも無理があり、怒るのを通り越してあきれてしまうときに、「その言い訳は酷過ぎる」という意味で使います。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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