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Apple、「Everyone Can Create」シリーズを「Apple Books」で無償提供
Appleが3月の教育イベントで発表したカリキュラム「Everyone Can Create」の提供を米国で開始した。日本でも英語版の写真、ビデオ、スケッチ、音楽についての電子書籍を無償でダウンロードできる。
米Appleは10月1日(現地時間)、教育者向けの新カリキュラム「Everyone Can Create」の提供開始を発表した。iOS 12のプリインストールアプリ「Apple Books」(旧iBooks)から関連電子書籍を無償でダウンロードできる。発表段階ではまだ英語のみだが、将来的には各国語版が提供されるようになる見込み。
Appleは2016年、子どもにコーディングを教えるための「Everyone Can Code」を公開した。新カリキュラムはそのアート版といえる。扱う分野は、まずは写真、ビデオ、スケッチ(絵画)、音楽の4つだ。いずれもiPadを使って学べるようになっている。
Appleは3月に開催した教育関連のイベントでEveryone Can Createを発表した。このイベントでは、「新しい9.7インチiPad」も発表。このiPadは教育向けは「Pencil」を追加しても388ドルと安価な設定だ。
これらのカリキュラムは、教育者とプロのクリエイターの協力のもとに作られた。カリキュラムを利用する教育者は、生徒たちにiPadの「Clips」や「GarageBand」「Pages」「写真」などの無料アプリを使わせながら指導できるようになっている。
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