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Amazon.com、最低賃金を時給15ドルに引き上げ 「批評を受け」とベゾスCEO
“もうけすぎ”批判を受けている米Amazon.comが、米国での最低賃金を時給15ドルに引き上げると発表した。競合するWalmartやTargetは現在11ドル。「他社にも追随してほしい」とベゾスCEO。
米Amazon.comは10月2日(現地時間)、米国内の従業員の最低賃金を11月から時給15ドル(約1700円)に引き上げると発表した。約25万人の従業員だけでなく、毎年年末商戦時期に雇う臨時従業員約10万人も対象。
Amazonは9月に短期間ながら時価総額が1兆ドルを超え、業績も黒字が続いているが、従業員の労働環境が劣悪で、賃金も低いという批判を受けていた。
米連邦政府による最低賃金は時給7.25ドルなので、Amazonの新最低賃金はその2倍以上になる。
ジェフ・ベゾスCEOは発表文で「批評に耳を傾け、どうしたいかを真剣に考えた。そして、われわれは先頭に立とうと決めた。この変更に興奮しており、競合他社や大手企業にも追随を促す」と語った。
競合する米Targetは昨年10月から最低賃金を時給11ドルに引き上げており、2020年までには15ドルに引き上げるという目標を掲げた。米Walmartは今年の1月に最低賃金を時給11ドルに引き上げた。
同社は、この賃金引き上げの影響は四半期業績に反映されるとしている。
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