米Twitterは10月31日(現地時間)、ツイートの報告メニューでスパム報告の種類をより細かく報告できるようにしたとツイートした。
ユーザーはタイムライン上のツイートの右上にあるプルダウンメニューで[ツイートを報告]を選ぶことで、問題のあると判断したツイートを報告できる。従来[不審な内容またはスパムです]という報告が可能だ。
同日から、スパムだという項目を選ぶとさらに、スパムだと判断した理由を選択できるようになった。
項目は以下の5つ。
- (botなどの)偽アカウントによるツイート
- 有害なサイト、悪意のあるサイト、またはフィッシングサイトへのリンクが含まれている可能性がある
- 無関係なハッシュダグが含まれている
- スパムに対して返信機能を使う
- その他
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