“エンジニア抜きの商談”が生む惨劇:ディルバート(582)
クライアントがミーティングで難しい注文を言い出す……なんてことは、そう珍しくもないことかもしれませんが、そのミーティングに“1人で”乗り込むのがボスだとすると……?
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この業界に限らず、どこの会社でも「あるある」の話。無理難題を吹っかけられて、できないといえば無能扱いされ、こなせば当たり前と思われ、どっちに転んでも、ツライのは現場で……。
“ridiculous”とは「くだらない」とか「ばかげた」という意味の言葉ですが、同じく「ばか」「愚か」を意味する“foolish”や“stupid”と違って、表現によっては違う意味を持ちます。
“That's ridiculous!”とか“Don't be ridiculous!”は、まさに「ばかげている」とか「ありえない」「話にならない」などを意味する表現。“We had to wait 4 hours in line to eat at that new restaurant.”(あのレストランで食べるには4時間並ばないと)、“That's ridiculous!”(そんなのばかげている!)と使います。
それ以外に、「おかしい」とか「滑稽な」という意味で“That Halloween costume is ridiculous!”(あのハロウィーンの仮装は笑えるよ)、“Take off that ridiculous hat!”(その滑稽な帽子をさっさと取れ)と使うこともできます。
さらに、「途方もない」というニュアンスでは、例えば“His plan to visit the moon one day sounds ridiculous.”(いつか月に行くという彼の計画は途方もない)のように使います。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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