「フォートナイト」のEpic Games、クロスプラットフォームゲームSDKを無償公開へ
オンラインゲーム「フォートナイト」を手掛けるEpic Gamesが、フォートナイトでも採用するクロスプラットフォーム技術を含むSDKをゲーム開発者に無償で提供する。同社は独自のゲームストアをオープンしたばかりだ。
人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite(フォートナイト)」を手掛ける米Epic Gamesは12月12日(現地時間)、フォートナイトでも採用しているクロスプラットフォーム技術を含む「Online Services SDK」をゲーム開発者に無償で提供すると発表した。PC向けは2019年第2四半期に、その他のプラットフォーム向けは2019年中にローリングアウトしていく計画だ。
フォートナイトの人気の理由の1つは、様々なプラットフォーム(PC、Mac、iOS、Adroid、プレイステーション、Xbox、Switch)を使ってバトルロイヤルに参加できるクロスプラットフォーム機能にある。
Online Services SDKは、PC、Mac、iOS、Adroid、プレイステーション、Xbox、Switchでのクロスプラットフォームログイン、フレンズ、プレゼンス、プロフィール、実績機能などをゲームに組み込める。
このSDKは同社の「Unreal Engine」と米Unity Technologiesの「Unity」に統合されるが、これら以外のオンラインツールともオープンに統合可能という。
オンラインインフラはまず米Amazon.comのAWSで構築される予定で、将来的には米GoogleのGoogle Cloud Platformもサポートする見込み。
Epicは7日には専用ゲームストア「Epic Games Store」をオープンした。このオンラインストアは、多くのアプリストアが開発者の収益分配率が70%であるところ、88%にすることで開発者にアピールしている。
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