フリーランスエンジニアのスキルアップやキャリア構築を継続的に支援――エンジニア特化型エージェント「Code Climber」
フリーランスエンジニアが抱える課題をサポートするエージェント「Code Climber」がスタート。エンジニアが本業に専念できるよう、請求や入金確認、契約などの業務を支援するとともに、スキルアップや収入の向上に向けた各種サポートを提供する。
Valuemarketは2018年12月26日、フリーランスエンジニアに特化したフリーランス成長支援エージェント「Code Climber(コードクライマー)」をスタートすると発表した。エントリー費用は無料、2018年12月下旬よりサービスを開始する予定だ。
Code Climberは、多くのエンジニアがフリーランスとして活動する際に障壁と感じる、税務・法務・スキルなどに関する「弱点の克服」、請求・入金確認・契約などの「業務サポート」、中間マージンの透明化・低率可による「収入の向上」を実現することで、エンジニアのフリーランスとしての成長を支援するエージェントサービス。成長への投資として、契約・稼働日数に応じてエンジニア自身の成長に役立つIT製品やキャッシュバックを提供する制度も導入している。
同社によると、特定の企業に属さず独立した事業者として多様な働き方を実践するフリーランスエンジニアは、増加傾向にあるという。一方で、優れた能力を持つエンジニアであっても、円滑なフリーランス活動を行っていくために必要な税務・法務対応、請求・入金確認、営業活動、コミュニティー形成、収入の向上と安定、不足するスキルの向上、中長期的なキャリアの構築といったさまざまな課題に対し、適切な情報やサポートが十分に提供されていない現状があるという。
そこで同社は、エンジニアのための“アクセラレータプログラム”として、Code Climberを開始。個々のフリーランスエンジニアのスキルを技術力、コミュニケーションカ、志向性に分けて分析し、ステージごとに必要とする専門知識、実践機会、ネットワークを総合的に提供することで、それらの課題を解決する。また、継続的に人材価値の向上に取り組むことで、専門技術だけでなくビジネスカも成長させるサービスを展開する。
具体的には、税務・法務・キャリア面からの「業務支援」として、経験年数や実績に応じて、フリーランスが直面する課題を成長ステージごとに分類し、それらの課題を税務・法務・キャリアの観点から専用のコンシェルジュが窓口となって、一緒に問題解決に取り組む。緊急時の専門家への紹介や、確定申告の対応方法、トラブルを防ぐ法務理解、CTO経験者によるキャリアメンタリングなどのフォローアップを行い、自立した事業者として対処できる力を身に付けられるよう、総合的な能力開発を支援する。
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