温泉旅館、RPA、退職予測AI――働き方改革が席巻した2018年「年間アクセスランキング」トップ10
2018年に掲載したエンタープライズの記事で最も読まれたのは? トップ10をランキングでまとめました。
ITmedia エンタープライズ「年間アクセスランキング」 Access Best10
- 借金10億円、倒産まであと半年――創業100年の老舗旅館「陣屋」をたった3年でV字回復させた方法
- メアドを入力すると、流出被害に遭っているかが分かる Mozillaが無料のチェックサービス
- 「RPA」はどうやってPCの作業を自動化する? 代表的な3つの方法
- 旅館業界では“あり得ない”週休3日 それでも「陣屋」の売り上げが伸び続けるワケ
- Excelマクロで年間35万時間を削減、それでも三井住友海上がRPAを導入した理由
- HTTPを使うWebサイトはすべて「安全ではない」――Google Chromeで明示へ
- コールセンターの退職予備軍をAIで予測し、半年で離職者を半分にできた理由
- 放っておくとPCの“賞味期限”が切れる!? 情シスを悩ませる「Windows 10」運用
- 「電子書籍よりも、読むならやっぱり紙の本」と信じる大人に、今知って欲しい子どもたちの話
- Google Chromeの不正な拡張機能、大手組織を含む50万ユーザーが利用
ITmedia エンタープライズ編集部はこの1年、本質的な改革を推進する企業の事例とセキュリティに注力して取材を行ってきました。事例については、改革する“人”にフォーカスした「Transborder」、本質的な働き方改革の事例をまとめた「STOP!名ばかり働き方改革」の2つの特集を展開。年間ランキングは、こうした注力分野を反映したものとなり、事例記事が4本、セキュリティ記事が3本トップ10入りしています。
2018年に最も読まれた記事は、『借金10億円、倒産まであと半年――創業100年の老舗旅館「陣屋」をたった3年でV字回復させた方法』でした。あるきっかけで、借金地獄に陥った老舗旅館を夫と一緒に継ぐことを決めた女将の宮崎さんは、なんと「フロント係」として偶然入社した元エンジニアの助けも借りて、旅館ビジネスをがらりと変える秘策を編み出します。中編もトップ10入りするなど、注目されました。
AIやRPAの事例記事がランク入りしたのも、2018年のトレンドを反映しています。コールセンターの退職予備軍をAIで予測し、半年で離職者を半分にした事例は7位にランクイン。AIがPoCから実装レベルに移行しつつあることが分かります。RPAは三井住友海上の事例が5位に。ある意外な理由で自動化を始め、あくまで現場の「人」のためになるRPA運用を進めることで、社内全体の協力体制を作っていきました。現場の反発が課題になることが多いRPA導入にあって、この点が注目されたのかもしれません。なお、RPAについては導入のノウハウを紹介する連載記事もトップ10入りしています。
セキュリティは、Intelが出した脆弱性対策パッチで再起動が増加したり、パフォーマンスが下がったりといった衝撃的なニュースで幕を開け、毎月のように大きなニュースがありました。企業を狙うサイバー攻撃は増える一方で、その対策もこれまでの常識が通用しなくなってきています。ITmedia エンタープライズでは毎朝、海外の最新セキュリティニュースを配信しているので、対策に役立ててください。
また、8位にはWindows 10移行に関する連載もランクインしました。Windows 7の延長サポート終了まであと1年と迫っており、1年を通して大きな注目を集めたテーマとなりました。これから急いで移行するという企業にも、そして、移行したけれど運用に苦戦しているという企業にも役立つ情報を発信していきます。この連載のバックナンバーは、こちらからご覧ください。
2019年もITmedia エンタープライズは企業の本質的な改革を応援し、ゲームチェンジャーに勇気を与えるメディアでありたいと思ってます。どうぞ、ごひいきに。
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