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水田の水管理をセンサーで省力化 水位の変化をスマホで管理――飛騨市とKDDIが“スマート農業”の実証実験:稲穂の育成をIoTで見守る
飛騨市とKDDIは、水田の水管理を省力化するスマート農業システムの実証実験を2019年4月から開始する。水田に「水田センサー」と「自動水門装置」を設置し、水管理の省力化と作業負荷の軽減を図るとともに、米の生育ムラを解消して収穫量の向上や品質の安定化を目指す。
岐阜県飛騨市とKDDIは2019年2月21日、ICTを活用した飛騨市の地域活性化に関する協定を締結したと発表した。協定による最初の取り組みとして、飛騨市の水田の水管理省力化を目的に、ICTを活用したスマート農業システムの実証実験を2019年4月から開始する。
水田管理の実証実験では、水田にIoT向けのLPWA規格LTE-Mに対応した「水田センサー」を設置し、水位、水温、地温を自動で計測して、1時間に1回、クラウドに収集。計測データはスマートフォンなどで確認でき、水位データに異常を検知した際にはメールでアラート通知する。
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